「イタリアンスーツ」「アメトラ」「ブリティッシュスーツ」
スーツといっても様々な着こなし方があります。
それぞれの特徴を理解しておくなら自分の体型にフィットした着こなし方ができます。
この記事では、ブリティッシュスタイルについて解説いたします!
クラシックなテーラリング
ブリティッシュスタイルのスーツは、クラシックで洗練されたテーラリングが特徴です。シルエットはすっきりとしていて、肩のラインが強調され、ウエストは程よく絞られています。しっかりとした生地と丁寧な縫製が、品のある印象を演出します。
しっかりした生地に合う、カッチリしたジャケットのシルエットがブリティッシュスタイルの特徴です。厚いパッドを入れて袖山は盛り上げる形のショルダーラインはブリティッシュスタイルを象徴する形になります。
ウエストは細めにシェイプすることで立体的なラインを作り出しており、腰のポケットは斜めに切り込みを入れ視覚的にも胸をたくましく見せるデザインになっています。全体的には角張っていて縦長でタイトなシルエットがイギリス式です。
イメージ的には、イギリスは男らしいワイルドな感じでイタリアは中世的な感じです。
生地感
ブリティッシュスタイルでは、チェック柄やストライプの生地がよく使われます。特に、プリンスオブウェールズチェックやハウンドストゥース柄は代表的なデザインであり、シャープで知的な雰囲気を醸し出します。これらの柄を取り入れることで、個性的でクラシックな印象を与えることができます。
イギリスは打ち込みが入っていて重量感のある物が多いのに対し、
イタリアは軽く柔らかくドレープ感のある物が多い
寒い日の多い英国ならではの生地は、総じて厚め。ハリやコシが強いためシワになりにくく、堅牢なものが多く見られます。
スーツ発祥国だけあり老舗ミルが多いのも特徴で、彼らの作る暖かな生地は秋冬用のスーツ素材として一級品です。例えばフランネル素材は、1772年創業のフォックスブラザーズが名門として知られています。ハリスツイードなども有名です。いずれにせよ、シックな色合いと独特な重厚感を持つ英国の生地は、ブリティッシュスタイルを形成するうえで必須の存在と言えます。
クラシックな色使い
ブリティッシュスタイルのスーツでは、クラシックな色使いが重要です。
ネイビーやチャコールグレー、ダークブラウンなどの落ち着いた色合いが一般的です。これらの色はビジネスシーンからフォーマルなイベントまで幅広く対応でき、着こなしの幅を広げます。 イギリススーツの特徴は、派手な色柄使いを好まず、ダークブルーやダークグレー、ネイビーやブラウン系など、ベーシックで無難な色のスーツが多く、柄もグレンチェックやピンストライプなど、メンズスーツにおける基本的な柄が好まれるという特徴があります。
どんな人におすすめ?
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細身の体型
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ブリティッシュスタイルのスーツは通常、肩のラインを強調し、ウエストを程よく絞ったシルエットが特徴です。細身の体型の方には、このシャープなテーラリングがよく似合います。
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標準的な体型
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ブリティッシュスタイルは一般的な体型にも適しています。バランスの取れたシルエットやクラシックなデザインが、多くの体型にフィットしやすい特徴となっています。
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背の高い方
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ブリティッシュスタイルのスーツは、しばしば背の高い方にも良く似合います。長めのジャケットやスリムなパンツなどが、バランスよく着こなせるからです。
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肩幅が広めの方
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ブリティッシュスタイルのスーツは、肩を強調するデザインが多いため、肩幅が広い方にも似合うことがあります。ただし、過度な肩パッドが入ったものは避け、ナチュラルな肩のラインを重視すると良いでしょう。
注意点としては、これらはあくまで一般的な傾向であり、個々の体型や好みによって異なります。最も重要なのは、自分の体型に合ったサイズやシルエットを選ぶこと、そして自分らしいスタイルを見つけることです。ブリティッシュスタイルの要素を取り入れつつ、自分に自信を持って着こなしてください。
まとめ
ブリティッシュスタイルのスーツの着こなしには、クラシックで上品な要素が満載です。クラシックなテーラリング、特徴的な柄や色使い、アクセサリー、靴など、細部にわたり計算されたスタイリングが魅力です。これらのポイントを押さえつつ、自分らしいアレンジを加えて、ブリティッシュなエレガンスを存分に楽しんでみてください。